日本一美酒県山形フェア出店 ロゼキャン、メルローの試飲を提供
6月3日(土)、4日(日)の2日間、やまぎん県民ホール前で開催される日本一美酒県山形フェアに出店、2022年ビンテージのロゼキャン、メルローの試飲を提供します。
KELOS(ケロス)は、2022年8月に開業した新しいワイナリーです。試飲提供するワインは2022年秋に自社畑から収穫したぶどうを初めて自社醸造した記念すべきワイン、ファーストビンテージです。
2022年は、赤、白、スパークリングなど9種類のワインを造りました。ケロスを代表する赤ワインのメルローと暑くなるのでは・・、と思いキャンベル・アーリーから造ったロゼキャン(発泡性)をセレクトしました。
メルローは私たちが天童市に移住した2018年、耕作放棄地に垣根仕立ての畑を整備、定植した若木です。10月上旬に収穫しました。
キャンベル・アーリーは棚仕立ての畑にある古木です。後継者不在の畑を引き継ぎました。収穫は8月下旬の暑い時期です。冷却装置で低温発酵させたロゼワインを瓶詰、瓶内二次醗酵しました。
ドメーヌケロスについて
ワイナリーがある天童市荒谷(あらや)はさくらんぼ、ラ・ランス、ぶどう、りんごなどの果樹栽培が盛んです。
ワインボトルのエチケット(ラベル)には上のイラストが描かれています。ワイナリーやぶどう畑から望む大森山と奥羽山脈、そして畑の開墾で作られた石塚です。畑の下には石がゴロゴロしており、水はけが良い土壌はぶどう栽培に適しています。「おいしいワインは、おいしいぶどうから」を信じて、私たちがおいしいと感じるワイン造りを追求しています。
松尾芭蕉の俳句で有名な山寺まで車で10分、観光と合わせてぜひお立ち寄りください。
↑メルローの畑、5月27日撮影
〈試飲提供ワインのご紹介〉
メルロー2022
メルローの語源、ツグミのように、自社畑にはいつも鳥が来て、食べごろはまだかまだかと狙われている代表格の品種です。熟すまで収穫を待っていると全部鳥に食べられてしまうので、大事にネットで保護しています。2022年は10月上旬に収穫し、その後急いで仕込みました。
ブルーベリーやラズベリーのような果実味の豊かさと丁子やクローヴ等のスパイス、バニラ、金属的なニュアンスもあります。きめ細やかなメルローの味わいに、カベルネソーヴィニヨンの収斂性のあるタンニンが骨格を加えています。
【ぶどう品種】メルロー94% 糖度20.2°(Brix)、2番畑、収穫日2022/10/5。
カベルネソーヴィニヨン6% 糖度20.2°(Brix)、2番畑、収穫日2022/11/1
【アルコール度数】12%、【製造本数】378本
垣根仕立ての自社畑で栽培したぶどうを使用しています。低農薬(原則ボルドー液のみ散布)、無施肥で除草剤も使用していません。
ロゼキャン2022
棚仕立ての古いキャンベル・アーリーの木から収穫したぶどうを瓶内二次醗酵して造った発泡性ワインです。泡立ちはきめ細かで、甘酸っぱいサクランボやイーストの香りが特徴的です。味わいはドライ(辛口)で酵母由来の旨味を感じます。澱引きをしていないので沈殿物がありますが、品質には問題ありません。
ロゼキャンはロゼのキャンベル・アーリーを短くした愛称です。ワイナリーを開業する前年2021年、山形県工業技術センターの発酵試作支援センターにおいて試験醸造して、昨年の自社醸造に挑みました。新規ワイナリーの立上げを支えていただいた支援機関の皆様に感謝しています。
【ぶどう品種】キャンベル・アーリー100% 糖度14°(Brix)、7番畑、収穫日2022/8/27
【アルコール度数】8%、【製造本数】385本
自社畑で栽培した棚仕立てのキャンベル・アーリーを100%使用しています。収量は少ないのですが、果皮は黒く色付きます。
クラフト紙のワインエコバック
近所でクラフト袋を製造している(株)山広さんとワインボトルを入れるエコバックを作りました。
米袋に使っている堅牢なクラフト紙、取っ手もミシンで縫上げたこだわりの一品です。ワインやお酒のお買い物のお供にしていただければ嬉しいです。
このエコバックにお買い上げスタンプの枠を入れました。スタンプが一杯になると粗品を進呈します。ケロスショップにお越しの際は、ぜひお持ちください。スタンプ枠はハンドメイドです。既にバックをお持ちの方にはショップで枠を版画します。
KELOSワインのお取扱店
〈山形市〉 金森酒店(山形駅西口)
やまがた浅野商店
〈天童市〉 川原子酒店
株式会社さのや
〈横浜市〉 TDM1874 本店、マルシェ ディ ジュール関内店
〈東京都〉 TDM1874 下北沢
〈ワインバー〉 レポルテ(東京都港区赤坂)
朝顔(東京都杉並区)
☆KELOSのワイナリー併設ショップ、オンラインストア
〈編集後記〉
この春は桜の開花も早く、ぶどうの生育も順調です。ぶどう畑の仕事は、芽かき、誘引の真っ最中。これから夏の雨に備えた傘かけ、大粒ピオーネ(生食用、ワインにはしません)のジベレリンでは、ぶどう栽培クラブのボランティアを募集します。
7月22日“全国マスカット・ベーリーAワイン大集結(神奈川県川崎市のサントリー研修センター)に参加します。
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