

FARM
この荒谷には、昔、葡萄酒工場が2軒あり、ぶどう畑が一面に広がっていたそうです。しかし、工場撤退によりぶどうの出荷先が無くなり、さくらんぼ、ラフランス、リンゴなどに改植されました。
当地は山形盆地の東側に位置しています。西側には月山を遠くに臨み、東側には奥羽山脈があります。標高は160m程度ですが、昼夜の寒暖差が大きく、山に囲まれているため雨は少ないです。土壌は黒ボク土が多く石が沢山出てきます。そのため水はけが良く、果樹栽培が盛んです。
畑は10か所あり、番号で呼んでいます。一番近い畑は、ワイナリーから約350m、一番遠い畑は車で5分位です。

気候風土に適合したぶどう品種を中心に、高品質なぶどう作りをします
・天童市荒谷地区の自社畑で栽培したぶどうのみを原料とします
・化学農薬、除草剤は使いません
・有機農業で認証されている農薬を優先して使用、化学農薬は最小の使用に止めます
・ぶどう品種の特性に応じた栽培方法を取り入れます(ヴィニフェラ種は主に垣根仕立て、マスカット・ベーリーAなど在来品種は棚仕立て)





#01
新規就農して最初に開墾した小さな畑です。昔、祖父と叔父がぶどう栽培していましたが、長い間、耕作放棄地になっていました。近所の先輩や友人に手伝ってもらい垣根仕立てを整備、ソーヴィニヨン・ブラン(白ブドウ)を植えました。
#02
ワイナリーから1番近い畑です。赤ワインにするカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローを栽培しています。2018年の春に開墾した垣根仕立ての畑です。東側でシャインマスカットを棚仕立てで栽培しています。
#03
マスカット・ベーリーAを棚仕立てで栽培しています。畑の周りの石塚は、先人たち開墾した跡で、機械が無かった当時の苦労が思い浮かびます。ここ荒谷は、立谷川の扇状地にあり、畑を掘ると大きな石が沢山出てきます。水はけが良く、果樹栽培の適地です。
#04
棚仕立ての畑です。以前は全てナイアガラを栽培していましたが、2本を残して白ワインにするシャルドネに改植しました。垣根仕立てのシャルドネとワイン味わいに違いが出るのか、楽しみにしています。
#05
生食用の大粒ぶどう「ピオーネ」の畑でした。数本を残し、ワイン用ぶどうに改植中です。南側は垣根仕立てのプティマンサンなど、北側は棚仕立てでマスカット・ベーリーA、ピオーネを栽培しています。

#06
白ワインにするシャルドネを垣根仕立てで栽培しています。2019年(就農2年目)に整備した畑で、以前はリンゴ畑でした。

#07
棚仕立ての畑です。
西側は、スパークリングワインにするキャンベル・アーリーの古木、東側は2020年に植えたプチ・マンサンを栽培しています。

#08
約30a(3反歩)ある垣根仕立ての畑です。晴れの日には西に月山、南東に蔵王が望めます。ワインのエチケットに描かれた大森山も綺麗に見えます。農道の東側はプティ・ヴェルドーとプチ・マンサン、西側にはカベルネフラン、セミヨンなどを栽培しています。
#09
1か所は屋根の付いた棚仕立てで、アルバリーニョ、小公子を定植しました。もう1カ所はマスカット・ベーリーAの棚仕立てです。
#10
約50a(5反歩)の棚仕立てです。デラウェア、キャンベルアーリー、甲州などを栽培しています。KELOS最大の広さで、この畑の作業は中々終わりません。