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KELOS新聞(2024年6月号)天童市の小さなワイナリーからの便り

おかげさまで、天童に移住、ぶどう栽培を始めてから7年目になりました。気候条件や栽培状況は毎年、違ってくるので勉強することが多く、今年も1年生の気持ちで畑と向き合っています。


この春も畑を広げました。垣根畑にプティ・マンサン、セミヨンなどのワイン専用品種の苗木を定植、キャンベル・アーリーとデラウェアの棚仕立ての畑が増えました。4月は雨が降らず、新植した苗木が枯れないよう畑に農薬散布車(スプレーヤー)で水を運んで水撒きしましたが、芽が出ない苗木がありました。5月に入ってから雨も降り、例年より暑い日が少なく、ぶどう達は順調に成長しています。

(プティ・ヴェルドとプティ・マンサンの8番畑、6月11日撮影)


○ワイン造りについて

昨秋、フランス製の木樽を入れました。カベルネソーヴィニヨン、メルロー、のアッサンブラージュの赤ワイン(ルージュ)を木樽熟成しました。びん熟成の状態を見ながら今年秋に発売する予定です。

2023年ビンテージ(収穫)のワインは、年末の「あかキャン」、シャインマスカットを皮切りに、3月にロゼキャン、ブラン、5月にシャルドネ、マスカット・ベーリーA、6月にプティ・マンサンを発売しました。今後は、秋にメルロー、カベルネフラン、ルージュ(木樽熟成)をリリースします。

おかげさまで直ぐに完売することが多く、本当にありがたく思います。畑も広げて、少しずつ製造本数が増えていく見込みです。今年(2024年ビンテージ)も、おいしいワインが造れるように畑作業を頑張ります。

(2023ビンテージのワイン、12種類のワインを造りました)


○ワイナリーショップの営業

商品が少なくなったので、6月8日の営業をもってショップを休業して、畑作業に注力します。メルロー、カベルネフラン、ルージュ(木樽熟成)をリリースする9月頃に再開する予定です。


○畑ボランティアの募集

6月中旬から始まる「傘かけ」をお手伝いただけませんか。ぶどうの房に「紙の傘」をホチキスで付ける作業です。雨で病気にならないよう、屋根にビニールシートを掛ける方法もありますが、葉っぱが陽に沢山あたるよう傘かけをしています。ご関心のある方は、ホームページから問い合わせください。お待ちしております。

(傘かけしたぶどう達)


○ワイン講座のご案内

ワイン好きを増やしたい思いで、2023年1月からワイン講座を開催しています。ご参加の人数が増えてきたので、開催回数を増やしました。ぶどう品種やグラスの種類などを解説する基礎講座、国内外の産地や醸造方法をテーマにしたワインサロンがあります。オンラインショップからお申込みいただけます。


○大粒ぶどう「ピオーネ」

ピオーネも開花が進んでいます。今秋から雨天を避けて種なし処理をおこないます。今は小さいですが、9月には大粒になったピオーネをお届けできるよう育てます。ピオーネはKELOSで唯一、生食用で栽培している大粒ぶどうです。シャインマスカットも栽培していますが、ワインにしています。

(開花したピオーネ、6月11日撮影)


〈ワインイベントの参加報告〉

山形ワインバル(5月、かみのやま温泉)、美酒県山形フェア(6月、山形駅西口)のイベントに出店し、沢山の方々にお越しいただきました。ありがとうございました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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